

日韓共同制作企画
「Korea & Japan Project」
Korea & Japan Project Performance in Japan「1200」企画特設ウェブサイト
パンデミック後、国際交流活動に活気を取り戻す国際コラボレーションの足がかりを目指して
本企画は、日本国内の国際ダンスフェスティバルの一つである「SAI Dance Festival」を通じて出会った韓国出身の振付家チョン・ジェウと、日本出身の振付家かとうりながコンテンポラリーダンス作品の国際共同制作プロジェクトとして発足し、各国で2週間ずつ滞在して計4週間のリサーチ・クリエーションを行ってデュオ作品を制作し、それぞれを繋いだきっかけのソロ作品と合わせて計3本立てで2025年5月30日(金)~31日(土)にムリウイ(東京都世田谷区)にて上演しました。
単に海外フェスティバルに招待されて公演を披露する形式の交流だけでなく、各国のアーティストが互いに国を行き来して直接対面し作業を進め、その成果を上演することによってより深くコミュニケーションを取ることを目的とし、さらに現地でのクリエーション過程や上演過程などを、コミュニケーションを通しながら各国の振付家が実際にそれぞれ経験することで、 互いの国のダンスシーンの違いをシェアすることでの国際交流をモデルにしました。
韓国滞在制作
韓国では、2025年4月14日(月)~4月28日(月)の約2週間韓国の振付家チョン・ジェウの拠点である仁川に滞在し、共同制作作品「1200」の前半クリエーションを実施しました。
(詳しい滞在制作の記録はこちら(企画特設サイトへ) )


日本滞在制作
日本では、2025年5月14日(水)~6月2日(月)の約2週間チョン・ジェウをかとうの拠点の東京に招聘し、共同制作作品「1200」の後半クリエーションを実施しました。韓国で制作してきた大枠のものを細かに確認しながら仕上げました。


撮影:しぃ
Korea & Japan Project Performance in Japan「1200」
作品の上演に合わせて、2日目には作品の上演に合わせてアフタートークも行い、制作過程で気づいたお互いの考え方や性格のちがいだったり、今回の企画を経て得たことや発見だったりを、時に裏話をして笑いも交えながら… 和気あいあいとした雰囲気で沢山の方に見守られながら本公演を行うことができました。
それぞれの『不在』や『無人』をテーマにしたソロから『対人関係においての距離』をテーマにした共同制作へのデュオという構成について観客の方々からご好評をいただき、アフタートークも合わせて行ったことでさらに国際交流の意義を見出してくださった方も多く、私たちの交流からさらに超えて、日本の観客の方々にも一部ですが韓国の文化やダンスシーンをシェアできた機会になったかと思います。
持続可能な国際交流企画の基盤となることを目標にスタートした本企画での共同作品、『1200』はこれからも再演の機会を模索しており、プロジェクトの長期的な継続も見据えています。また、それぞれの新たな国際交流企画や活動にもご期待ください。



撮影:しぃ(1,3枚目)
イベント名 | Korea & Japan Project Performance in Japan「1200」 |
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開催日 | 2025年 5月30日(金)~31日(土) |
場所 | ムリウイ |
上演作品 | 『absence』振付・出演|かとうりな 『無人島』振付・出演|チョン・ジェウ 『1200』振付・出演|チョン・ジェウ、かとうりな |
振付・出演 | チョン・ジェウ、かとうりな |
照明・音響 | 福永将也 |
舞台監督 | 根津健太郎 |
写真・映像 | 髙橋智也 |
当日運営 | 弓削風佳 |
アフタートーク | 福原恵音 (司会)、渡辺里沙 (通訳) |
主催・企画・制作 | チョン・ジェウ、かとうりな |
助成 | 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]、仁川文化財団 |
協力 | ムリウイ/シバイエンジン |

